クラームが 0歳10ヶ月くらいの頃から体温計を使う時に、1から10を数えるのを2セットやってるけれど、どうせならと、日本語だけじゃなくて、英語、中国語、イタリア語、タイ語・・・など、自分が知ってる言語で1から10を数えてた。(一部の言語は、事前に自分が何度もyoutubeとかを見て練習をした)
2歳5ヶ月頃から、ふいに、階段を登る時に、クラームが、「いーち、にーい、さーん」と数を数え始めた。私は驚いた。その発想がなかった。クラームが「じゅう」を言い終わった時に、すかさず私が「いー、」と言うと、クラームは「あー、さーん、すー」と続いてくれた。
本当に、子どもは、”楽しみ"がないと、自発的な行動は起こさないんだ、と思い知らされる。階段を登るのだって、数を歌うと楽しい移動になる。
体温計を測るのは、楽しいだろうか?クラームを見ると、じっとしているのは難しいみたい。でも、毎日色んな言葉で数を数えているだけで、彼は歌の歌詞を覚えるみたいに、歌えるようになった。そして遊びの中で再現できる。なんて素晴らしい力だろう。
家の中で、交わされる言葉が、その子の言葉になると思う。話し相手がいるから、ことばが育っていく。だから、兄弟のいないクラームには、私が話し相手になる。重要な役だ。
私が何を話すか。何語で話すか。恥ずかしがってる場合じゃない。不安な顔をしている場合じゃない。でもなー、私も、日常生活のちょっとしたセリフって、咄嗟にでてこないのよ。最近やっと、「Don't touch!」が出るようになったくらいで。いつかクラームと、ちゃんぽんで色んな言葉で会話するのを夢見て、自分の言語のブラッシュアップを続けなきゃ・・・なんて思う。もちろん楽しみながら。最近は専ら、海外アニメばっかり観てる。