夏のキャンプの魔法が解けて、スイミングいやいやが再開したクラーム。
今日はなんとか泣かずに着替えたものの、クラスが始まってもプールサイドに座り続けるなどあまり身が入らない様子。
クラスメイトがばた足練習を一斉に開始したとき、クラームは友達の間に立って水の中をぴょんぴょんジャンプを楽しんでた。
普通なら「早く他の子と同じようにばた足を始めなさい」と声を掛けたくなるところだけれど、私にはもうそのセリフを言う情熱の火は消えかかっていて、「ふふふ、楽しそうにしてるなあ」とニコニコするのに落ち着く。
また、"他の子と同じことをしなくちゃいけない"と思い込んで育ってきた私からすれば、他の子と違うことを堂々と楽しんでやれるクラームの姿が頼もしく、とても羨ましく思う。
私みたいな"他へ倣え"の呪縛が解けない大人よりも、自分の感性を恐れず表現出来る人であって欲しいと思う。