子供の頃って忘却曲線が大人と角度違いすぎるよね。 乗り物の絵本に、インド式オートリクシャーのイラストを見つけたクラーム。 「これ、乗せてもらったことあるよね!」と言う。 1年前と半年前に、タイへ遊びに行った時に、トゥクトゥクに乗ったのを思い出した様子。 「そうだね、楽しかったよね〜」などと話してると、「なんていう乗り物?」と聞くので「ตุ๊กตุ๊ก(トゥクトゥク)だよ」と伝えた。 翌日も「なんていうの?」と聞いてきて、「ตุ๊กตุ๊ก」と答える。 三日目は、「トゥットゥって言うんだよね!」って言っていた。(3y7m) 耳慣れない音だったと思うけど、ニホンゴとかガイコクゴとか区別なんてなくて、自分の聞こえた通りに、きちんと頭に入ってる。子どもの脳みそ、羨ましい〜〜 蛇足:"乗せてもらった"という言い方も見落とせない。大人はつい「トゥクトゥクに乗った」と表現しがちだけど、クラームから見えた世界は、ドライバーが乗っていて待機していたところ、交渉して"乗せてもらう"ものなんだな〜。
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3日前くらいから、クラームが、寝るときに、まず布団の上に長座で座り、布団を足元から胸元まで引き上げて、寝る、という・・・まあ、大人と同じスタイルで布団に入るようになった。(3y7m) 今まではというと、ダンゴムシのようにまるまって、布団の上の適当な場所(中心ではなく端っこだったり)で寝落ちする、というスタイル。大人が気づいたタイミングで毛布をかけてあげていたけど、基本的にかけられた毛布はすぐに跳ね飛ばしてた(寝てるのに本能ってすごい)から、体の上に布があるのが好きじゃないみたいだな、と思っていた。 2024年12月(クラーム3y6m)から、入眠前にメラトニンを服用し始めてから、クラームのルーティンが少し変化した。これまでは、寝る支度が終わってもひたすらクラームは飛び跳ねたり動き回ったり遊んでいて、大人が先に寝ると、真っ暗な部屋の中で1時間くらいぼーっとしていて、いつの間にかダンゴムシのように寝る、という感じだった。 それが、薬を飲んだあと、私が絵本を読み始めると一緒に見てくれるようになって、30分もしないうちに、最初に書いたようにむにゃむにゃと布団にくるまって寝るようになった。 あー・・・もしかしてこれが一般的な子どもの寝るスタイルだった?寝る前の絵本タイムなんて、今までできなかったもんな・・・。メラトニンが分泌されにくい体質って、ちょっとやっかいだねえ。
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1月から登園渋りがずっと続いていたクラーム。(3y7m) 1月いっぱいはずっと、帰りのお迎えの際はクラームは園内をハイハイで移動していた。ズボンがほこりまみれ。疲弊によって赤ちゃん返りを行うことで心身回復を図ろうとしてるのでは・・・と私は勝手に推測。 2月に入って、ハイハイは見られなくなってきた。ちょっとずつ、気持ちを強く保てるようになってきたのかも。相変わらず朝の登園時は、「熱があるから保育園休む」とか「今日は保育園じゃなくて、ママの歯医者(会社)へ行く。」と言って保育園へ行きたくないことを主張している。 2月のある朝、たまたま前夜に膨らまして遊んでいた風船を、今日は保育園へ持っていく、と言い出した。 その日は抱っこもおんぶもせがまず、風船を大切に抱えて登園した。 まずは2階へ上がって荷物をロッカーへ入れる。そこで出会ったA先生に、風船どうしたの?と聞かれ、「ママが膨らましたの」と答えていたクラーム。 次に1階へ降りて、教室に入ると、「わー、風船だー!」と、おそらくクラーム自身も予想していたであろう、先生たちの大歓声が響く。興奮してぴょんぴょん跳ねるクラーム。B先生に、風船どうしたの?と聞かれたクラームは、ぴょんぴょん跳ねながら、「えーと、歯医者で、もらったの!!」と答えた。 私「???」 直前できちんと"ママが膨らました"と言えてたのに、興奮すると、違う言葉が出てきてる・・・?
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3歳4ヶ月になり、お古のコンパクトデジカメをクラームに与えた。写真を撮る技術を磨いてほしいと思って。何が見えていて、見えたものを人に伝えるために、どんな写真だと人に伝わるか、を考える経験を積み重ねてほしいと思って。 デジカメを手にしたクラームはすぐに使い方を覚えてくれた。電源ボタン。撮影ボタン。撮影とビューを切り替えるボタン。あと、使うときは必ずストラップを首にかけること。(落下防止) 使い方習得のスピードに驚かされたし、頼もしく感じた。デジタル世代、これくらいお手の物、という感じ。 デジカメとの相性も良かった。クラームの小さな手でも、なんとかシャッターボタンが押せるサイズ。さらに、ブレが全くない写真が撮れている。 何枚か撮ったあと、データを確認してみる。クラームの視界を垣間見るよう。こんなに視点が低いんだなあ、と改めて驚いてしまう。 この日は電池が切れるまで撮影していた。最後の方は、いつの間にか自撮りも覚えてたくさん撮っていた。他のおもちゃより長く遊んでくれている。気に入ってくれたみたいだ。これから彼が撮る写真を見るのが楽しみ。
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3歳と3ヶ月と2週間が過ぎた頃、保育園の帰り道でクラームと手を繋いだ時に「ん?」と感じた変化。それは手の繋がれ方が変わってきたこと。 クラームが1歳2ヶ月で二本足で歩き始めた頃から、大人の親指1本をギュッと握るスタイルだった。こちらが他の指に変えようと思っても、クラームは落ち着かないらしく、頑固に大人の親指を探してギュッと握る。 一度、大学生のお兄ちゃんが面倒を見てくれた時に、おそらく何度も手の繋ぎ方をクラームに直されて「不思議な手の繋ぎ方だね」と苦笑いしてたので、クラームのこだわりが強めなのかなと思っていた。 それが柔軟に変わり始めた。親指を握られない。手のひらと手のひらをくっつける、よくある繋ぎ方でも、直されない。もう逆にこちらが違和感を感じるほどでちょっと可笑しい。 手の繋ぎ方が変わったな、と感じた頃に、他にも成長の階段を1段登ったな、と感じられる変化がいくつもある。 ・文字をしっかり目で追うようになってきた ・数を数える回数が増えた ・家の中にある小さなスピーカーを手にとって、耳に当てて聞こうとしてる ・フラッシュカードや絵本を私が読むと単語をリピートする(日本語と英語の両方) ・舌ったらずが少し軽減してきた ・朝の登園渋りが軽減してきた ・プラレールで初めて大人の手を借りずに一人で大きな線路を作れた ・私が何も言わなくても絵本棚から、何冊も絵本を持ってきて、「これ読んで」とお願いしてきた。(実は今までされたことがなかったのでとても感動した。) いくつかは、1年前に同じ月齢の女の子が既にやっていたなあ、と思うこともあり。クラームの成長の爆発期が今やってきたのかなあ。
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3歳3ヶ月半、クラームがとうとう、文字への関心・興味が高まってきた様子。 看板や絵本の中から、自分の名前の文字「あ」と「お」を拾うようになった。 そしておもむろにフラッシュカードをやりたがり、50枚近くをいっぺんに私の前に持ってきた。(日本語だけでなく、英語も併せてやっていた。時々私が馴染みのない英語を読まずに次へ進もうとすると、「読んで!」とクラームは促してくる) 一番驚いたのが、絵本への興味の高まり。これまで私が絵本を取り出してもさして興味はなさそうで、私が2冊目を読むころにようやくおもちゃで遊ぶのをやめて私のそばにきたかと思うと、ぱたんと強制的に絵本を閉じられてしまっていた。 それが「次はこれを読んで」と絵本を私のところに持ってくるようになった。一度に数冊持ってくることも更に驚いた。 もう一つ嬉しかったのが「手紙を書く」ことへの関心だ。2歳11ヶ月時点で受けた知能テストの時は、一切筆記具を持とうとしなかったクラームが、今はペンを持ち、何かに記号のようなものをちょこっと書いて、「お手紙を書く」と言う。その様子を見ているのがとても嬉しい気持ちになる。
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クラームとプラレールで一緒に遊んでた時にhow can I help you? / can you move now? ok, great! などと英語で話しかけてたら、最後クラームから「へんきゅう〜」って返事が返ってきてめちゃめちゃびっくり&嬉しかった!!!クラームがthank youって言うの初めて聞いた!! 遊びのシチュエーションが、普段見ているパウパトロール英語版の再現(困ってる人を助ける設定)だったから、アニメのキャラクターのセリフが自然と思い出されたのかなあ。 しかもタイミングもシーンもバッチリ合ってる。あんまり嬉し過ぎてぎゅーって抱きしめた。そしたらその後、クラームは私が英語で話しかけなくても、いろんな場面で「へんきゅう〜」って言うようになった。さようなら、に近い場面でも使う。 さらに興味深かったのが、クラームと縁のある外国の友人に会う予定を伝えた時に、「へんきゅう〜って言ってみようかな」って言ってたこと。「thank you」が日本語とはちょっと種類が違うということも分かっているみたい?
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3y2m過ぎて、文字に興味を持つようになってきたクラーム。 あいうえお表を見ると、でたらめに指差しながら、「あ、い、う、え、お!」と言うようになった。 ※ちなみに「う」の発音が曖昧で、「あ、い、え、え、お」と大人には聞こえる。 でも5文字を一度に覚えるわけではないらしい。 最初に覚えたのは「お」。街中の看板や、絵本などから、すぐ見つけて教えてくれる。一番最初の「あ」ではなく「お」なのがなんだか不思議。 「い」はなかなか見つけられないみたい。同じ絵本のタイトルに「お」と「い」の両方があっても、「お」は教えてくれるけど、「い」は教えてくれたことがない。 2つの短い線で構成された「い」は、文字として認識しにくいのかもしれないと私は考えた。私もペルシャ文字やアラビア文字を眺めた時、「この小さい点は文字なのかコピーのゴミなのか?」と自信が持てない感覚がある。文字の線の密度が多少濃い方が(「い」より「お」の方が)文字として独立して識別しやすい気がする。 余談だけれど私の旧姓「いしい」を見た外国の人が「それがあなたの名前なの?amazing!」と驚いていたなあ。確かに5本の線でしかない。 クラームの話で、更に面白かったのが、昨夜、ひらがなのおもちゃで遊びながら「む」のピースを「お」と読んでいてびっくり!! 「む」が「お」に見えるのー?? あ、ほんとだ、十字があって、くるんとなって尻尾が伸びて、右上にちょんがある!!!「む」と「お」って形の構成がおんなじじゃん!! 面白いなー、そういうところを見て文字を識別してたのか!?
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「か行」がまだ「た行」になりがちなクラーム。 「おかあさん」と言いたくても「おたあさん」になる。ちょっと母音が曖昧になると「おとおさん」に近づく。 あれ?自分が今言ってるのは、「お母さん」?「お父さん」?自分で言いながら、自分でどっちの意味になるか混乱している姿があった。(3y2m) 1歳になりたてのころ、牛乳を「ゆーにゅー」と言ってて、私が真似して「ゆにゅ?」って言うと、クラームははっきり「違う」と真面目な顔して返してきて、もう一度「ゆーにゅー!」と言ってる。必死さが面白いんだけど、こちらがきちんと「ぎゅうにゅう?」と聞き返すと「そう!」と"やっと通じた!"という喜びが伝わってきた。 あの頃の「ゆーにゅー」と今回の「おたあさん」は、ちょっと状況に変化が出てきた。自分の発音した音が、何か違う?と発見したのかも?
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便座に座って トイレをする練習をしているとき、クラームが「お母さんも、ここに(と両手の人差し指で自分の両眼を指し)おめめがついたら、トイレできるようになった?」と聞いてきた。(3y2m) それを見て「あっ」と思った。 この子は、自分の目が、自分の顔に付いていることを、最近、理解したばかりだったんだ。 鏡を覗いて、自分の顔が写っていること。 鏡の自分が見えるのは、自分の顔の前側に二つの目がついているおかげだということ。 そういうことが「わかった!」というのが、クラームにとって、"成長=大きくなった"と同義なんだということ。つまり、ちょっとお兄ちゃんになれた、という自覚を持ち始めたんだ。 でもまだクラームにとって、両眼が顔の前についたのは、彼にとってはごく最近のことらしいのが微笑ましい。それより以前は、おめめはどこか別の場所にあったらしいことになっている。
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クラームが生まれる前からうちには猫が1匹いる。 クラームが生まれた直後は、猫は新しい匂いに興味津々だったけれど、それは最初だけで、あとは無関心の様子だった。 クラームの方も、時々視界に入る猫に特段の強い関心を持たなかった。居るのが当たり前、という感じなのかな。 それが最近になって、クラームが猫を触りたがるようになった。3歳2ヶ月。猫の方は既に、ドタドタ走り回る怪獣を忌み嫌っていて、クラームが近づけば怖がってぴゅーっと逃げてしまう関係性。 クラームに、「体を小さくして、そーっと近づいて、遠くから、人差し指を伸ばしてご挨拶だよ」と何度も教えて、やっと最近、猫と挨拶ができるようになってきた。 昨夜は夫の指導の元、ナデナデも数分することができた。 自分が触りたいという欲求と、相手がどうしたら喜んでくれるか、そのバランスを考えられるようになるといいな。